作文練習

真理を記載しています。

自分語りが下手

自分について語るのが苦手だ*1。人と話すときも必然人の話に対してリアクションや掘り下げをするだけで、自分から自分の経験を話す機会は少ない、ように感じている。世の中には自分について語るのが得意な人間がいるようで、私とサシでそれなりに話すことが出来る人はそういう人が多い気がする。或いは私の自分語り力が弱すぎるせいで相対的に強いだけの相手側に負担をかけているのかもしれない。この文章自体も一種の自分語りなので難しい。正直着地点が見えていない。

そんな私も流石に全く自分語りをしないわけではない。折を見て自分のことを話すのだが、しかし話していて怖くなる。故に苦手なのだ。何が怖いのか、改めて自問してみると中々言語化しにくい。多分自分の話が退屈で場が白けてしまうことを恐れているのかもしれない。

自分語りが得意な人間を見ていて舌を巻かずにいられないのは、私が語ったら3行で終わってしまうようなエピソードを、それなりの尺を取って緩急つけて話していることだ。それなりの事件があればそれなりに筋道立てて話が出来るのはわかるが、直近一週間で起きたような日常の些細なエピソードを起承転結つきでお届けしてくるのはどういう才能なのだろう。それがスタンダードな人間なのか。

私は多分 起 と 転 くらいしか話すことが出来なくて、この数年で 結 もつけられるようになった気もするが、やはり 承 が難しい。そもそも起承転結の 承 って何だよって訊かれても明快に答えられない。でも上手い人はなんかその辺で上手いこと膨らませて尺を稼いでいる。膨らませることに自信があるから、自信をもって尺を稼げているのだろう。私は兎に角怖いから、せめて話を早く切り上げようという意識が働いているように思われる。

語るべき情報が多い場合もそれはそれで不安になる。メインストーリーに必要な付帯情報の開示タイミングとそれに割くべき尺が分からなくて、どのようにやればメインストーリーに戻れるのかとか考えられない。自分の肉親に関する話などが完全にこれで、別に話したくないわけではないが殆ど人に話したことがない。5年前の事件に20年前の伏線が絡んでいて、、みたいな話どうやって組み立てるんだろう。

実は友人に語れないこととかはどうでも良くて、就活で困っているだけなのだ。是が非でも自分のことを知ってもらいたいわけではないが、必要に迫られてしまった。私に興味を持たないでほしい。ただ雇ってくれ。

*1:実は無自覚に滅茶苦茶自分語りしていたらすみません